無意味な勾留質問とムダな勾留時間
検察庁に送られて、勾留質問を受けた人が皆揃って口にすることは、
「8時間も待たされたのに、勾留質問は5分で終わった」
人と目を合わすことすらできない裁判官が、下を俯いたまま淡々と、お決まりの質問を2〜3投げてきて、回答内容に関係なく勾留を「決定」します。
勾留質問は形式的にあるに過ぎず、ほぼ99%結果は「勾留決定」なのに、何のためにこの無駄な一日を過ごすのか疑問でしかありません。
「逃亡の恐れあり」とのことで私は勾留されましたが、人間は動物なので逃亡のおそれは全員にあります。よって、理由になっていません。
また、「証拠隠滅の恐れもあり」とのことですが、他先進国の3日間に比べて最大20日間という無駄に長い期間勾留するのは、言い換えると、釈放して口裏合わせをされたら真相を見抜けないほど、日本の検察官の能力がその程度ということでしょうか。
いや、そんな筈はない。
長期間拘束した割には、刑事による取り調べは合計3時間程度で、
検察呼び出しは、一回目が5分、
二回目はなんと、着席した途端に終わりました。
私が入室して席に着いたと同時に「もうこれ以上お話を聞く事もありませんので終わりにします」と言い、調書に指印を取られました。表紙(拍子)抜けしそうでした。
検察庁を一歩出たら合コンに出頭してそうなイケメン若手検事が、私が着席した途端に切り上げた訳ですよ。
じゃあなぜ呼び出したんだと。
用もないのになぜ護送して、長時間待たせたんだと。
そんなに守りたかったのだろうか。
8時間待たされた間の想定問題集が無駄になったではないか。
もはや心の準備すらいらなかったではないか。
「終わりにします」の一言を告げるために、呼び出したのか。
恋人同士の別れ話ではないのですがね。
勾留する意味がどこにあったのか教えてください。
警察が勝手に火をつけて、勝手に鎮火して、勝手に終わりにしますと。
このブログが、不当な逮捕勾留の撲滅に繋がるといいなと思います。
ASKAの「700番 第二巻/第三巻」を読んで
この本を読むと、お茶でお茶を濁した茶番劇の真実が分かります。
全然濁ってなどいませんでした。
彼の書籍やブログを通して、いかに警察がでっちあげる組織かが分かります。
そもそもASKAは通報した側なのに、なぜか組対五課がどかどかとやってきた、そしてなぜか尿検査、更には薬物反応が出たから逮捕状をとった筈なのになぜか毛髪などの再検査はしていない。極めつけは、勾留して取り調べ中だったにも関わらず、
なんと警察は紙コップをお捨てになったとのことで、物的証拠を早々に処分したとは仰天です。
一番腹が立ったのは、実体験として当ブログでも丁重に書きましたように、逮捕のお迎えに見えた時に、「話が聞きたい」と騙して連行する常套手段。
ASKAのブログから同じようなシーンがあったので抜粋します。
700番 第3巻
「お父さんは、何もやっていないんだから大丈夫。直ぐに帰ってくる。」 私は、不安そうに見つめる息子の目を強く見つめ返しながらそう言った。
息子の携帯が音を立てる。
「はい。そうですか。分かりました。伝えます。」
組対五課の飯島と、話をしているのだ。
私は、その電話を取り上げた。
「飯島さん、どういうことですか?」
「あ、ASKAさん。お聞きしたいことがありまして。」
「それはいいんですが、家の周りは、もう報道陣で溢れかえってますよ。」
「ええ。そのことでお聞きしたいんですよ。」
「聞きたいという状態ではないです。どうしてこうなっているんですか?」
「私にも、分からないんです。」
「分からないって。警察が発表したから、こうなってるんでしょう?」
「なので、話を聞かせてもらえませんか?」
「もう、逮捕状が出ていると発表されていますが、それは本当ですか?」
「そのことも含めてお話を聞かせていただけませんか?」
話が噛み合わない。私が知りたかったのは「逮捕状が出ているのか?」ということだ。「話が聞きたい」と、いうことだけで、この様な騒ぎになるのは納得がいかない。
間もなく組対五課が到着するという。飯島は、再び息子と会話をしている。 マスコミ対策で、車庫側に2台の車を停める。マスコミは、そちらに群がるだろう。その隙に、ワゴン車を玄関前に横付けさせるので、素早く乗って欲しいということだった。しかし、その指示は意味をなさなかった。数百名に上るメディアは、私の家をぐるりと、囲んでいる。小手先の作戦は、簡単に粉砕された。ドアを開けると、一斉にフラッシュを浴びせて来た。祭りのような騒ぎだ。私は、思った。 「堂々としていよう。」
歌は伝えること、文章は理解させることが必要。 - aska_burnishstone’s diary
全く警察はストーカーより質が悪い上、コソコソした内偵の末に、「逮捕状が出ているのでお迎えに参りました」の説明の一つもまともに出来ない。
なぜ堂々と言えないのか。
「話が聞きたい」とフランクに騙して連行する常套手段ですが、かっこ悪くて吹き出しそうです。
ストーカーですら、結婚したいと明確な目的を述べます。話がしたいと連呼するだけでは、一方的な願望を述べているに過ぎず、気持ち悪さが極まりないですよ。
このブログが警察の態度の改善に繋がるといいなと思います。
ASKAのブログにある組対五課の飯島の台詞と、当ブログの以下の記事に出てくる台詞を見比べてみてください。
合言葉は「話が聞きたい」です。
内偵について
皆様、ごきげんよう。
どうやら、内偵という言葉の検索を経て、当ブログへお越しの方がちらほらいるので、
そのことについてお話しします。
私の場合は、数名の警察官が卵のパックのように玄関前に並んだあのお迎えの朝から遡って、数ヶ月間、内偵されていたと思います。
不審なことが多々ありましたが、逆の職務質問をすることは辛うじてしませんでした。
以前の記事で書いたように、
私が駅から出たら、そこで待ち構えていた男が、不適な笑みでこちらを確認しながら、タイミングを見計らっていたかのように電話し始めたりといった感じです。
他には店内でのつきまとい、それもかごの中も含めて気持ち悪いほど観察してくるなど。
ある商業施設では、恐ろしい目つきでマークしてくる男がいて、『私このお店を出たらあの人に殺されるかもしれない』と店員さんに助けを頼んだこともありました。これも警察だったのでしょうか。
また、電車の中で向かいに座っている男のスマホのカメラが、明らかにこちらを撮影している角度だったので、逆にその男を凝視し返してみたところ、慌てて角度を下げて、次の駅で降りていきました。
通勤ルートも把握の上で、乗り換えの駅に各担当が立っていて、撮影を交えながら数人がかりで帰宅まで見届けるので、もはやはじめてのおつかい状態ですが、乗り換えの組み合わせが何通りもある東京では、大変です。
また、マンションに無断で立ち入り、覗きや盗撮は余裕でします。堂々と違法駐車している黒いワゴンも度々ありました。
深夜に建物の前をウロウロしたり、
やっていることが、ストーカーと紙一重。
ちなみに、手配グループも張り込みの刑事も全部男性でしたが、彼らは街に溶け込む事が第一なので、見た目はとても警察には見えません。
サラリーマンを装ったスーツ姿か、学生のサークルにしか見えないカジュアルな格好か、ただのおっさんかです。
※オジ様という高貴なものではなく、オッサンです。間違えないで下さい。
いずれにしても、マダムが行くような青山のお洒落なカフェには付いて入って来れませんでした。庶民に成りすましているため、庶民的なお店には入れますが、高級レストランには入れません。ディズニーランドは男だけではもう絶対無理です。
ある日は、私が昼間から高級料理店でフカヒレを食べ終えて、お店を出たら警察が居ました。
お店以外で、それとは分からないように完璧なつきまといをしてみせるので、国費での専属ボディーガードがいるなんてどこのVIPだよと心の中で思わずつっこんだのは、ここだけの話です。
続く
メリークリスマス。
Merry Christmas!!!
ASKAおかえりなさい。
不起訴の件については、書きたい事が山ほどあるので、また別の記事で。
クリスマスイブに本人のブログにて発表された新曲を聞いて、泣けました。
「野球の話をするタクシードライバー 風が見える福岡」のところが絶妙すぎる。
最後のかすれそうな声での「ありがとう」も、色んな思いが凝縮されているのでしょう。これまでの歌とは明らかに違って聞こえる。
aska-burnishstone.hatenablog.com
ASKAの逮捕で思うこと
きっと、今回も有名人御用達の湾岸警察署に送られるのだろう。
ドラマ『踊る大捜査線』の舞台でもあったこの湾岸署では、ご飯の時間に音楽を流してくれるらしい。チャゲ&飛鳥の曲が流れるらしい。
音楽が持つ力は計り知れないと思う。留置場合宿を経験した自分にとっては、あの環境で音楽が流れることでどんなに救われるか、身に沁みて分かる。と言っても、自分が居た原宿では流れたことは一度もなく、精神的に参って睡眠薬等を飲んでいる人が多かった。
留置場では自殺防止が徹底されており、例えば、貸し出されるボールペンは特注品で先が5ミリも出ていなかったり、眼鏡を床に置くのも禁止、ジャム袋の切り端ですら確実に回収される。
物理的に何も与えられないのなら、音楽を流すのはとても効果的だと思う。薬を処方するより、遥かに良い。
名曲を生んだ国民的歌手、世に与えた感動の大きさを考えれば、少しくらいの嘘やワガママも許されたらいいのにね。
今回のは、逮捕状が出たとの報道が流れた直後に、ブログで本人が全てを否定している上、家宅捜索でも証拠は一つも見つかっていないとなると、、、。
今後を見守ろう。
足元を見る
靴は大事だと人は言う。一流ホテルやレストランではカードと同じくらい足元を見られる。銀座のクラブなんかでは、靴でお代が変わるらしい。
足元を見るとは、人の弱みに付け込むという意味の諺であるが、現代でも文字通り、足元の靴を見て人となりを判断することがある。
逮捕されて以来、内偵のトラウマもあってか、つい街で通りすがりの人や電車の中で目の前に座っている人の足元まで視線が行くのが私は習慣になってしまった。
サラリーマンらしきスーツを着た男性なのに、斜めがけのカジュアルな鞄を身につけている。そこで、足元を見てみたら、固くて重い走るのには適さない革靴だったら、なぜか安心してしまう自分が居る。警察たる者、いつ何時でも走れる靴を履いている筈だと。
こんな事を書いたら、私みたいな奴がいることを想定して、その先を読んで、アルマーニのスーツに、英国王室御用の革靴達という映画に出てきそうな紳士の身なりで内偵する警察が現れたりして。
逮捕された時に言われた事の中で、面白いものがあった。
「君は曜日を問わずOLの格好をしていたので、どれが会社か分からなかった」
確かに、毎日ヒールを履いているからだと妙に納得した。洋服はまだしも、靴が肝心なのかもしれない。膝から上が同じでも、ヒールとスニーカーの違いは大きい。
女性の場合、スカートに、ストッキングに、ヒールの靴という格好だと、入れない場所がほとんどない。ヒールさえ履いていれば、オフィスも一流ホテルのロビーもレストランも問題ない。都会で生きていた自分の足元が、いつの間にか、無難になっていることに気づかされた。
ちなみに男性の場合は、スカートの時点できっと職務質問対象となる。笑
勾留中は、生まれて初めてのサンダルを履かされ、地検に行く時もなんとそのまま護送車に乗る。足元が全員同じなのだ。そこには油性ペンで書かれた3桁の番号がある。
警察は、足元を見て判別していた。
調書
逮捕されてからの警察による取り調べは、噂の通り誘導尋問だった。
欧米の証人主義と比べて、日本の刑事裁判は完全調書主義と言われている。肝心なその調書は、逮捕する前から事件のシナリオはほとんど出来上がっていて、刑事が予めパソコンで作成している文章があり、取り調べではそれに沿って「確認」していく作業だった。つまり供述調書というものは、被疑者本人が書いた文章ではなく、警察による作文なのです。
取り調べのやり取りが一体どんな風だったかと言うと、(一部フェイクで表現すると)
刑事「事件当日は、丸の内にいたのか?」
私 「はい。」
刑事「一人でいたのか?」
私 「はい。」
刑事「フランス料理を食べたのか?」
私 「はい。」
刑事「その後、銀座に行ったのか?」
私 「はい。」
刑事「買い物したのか?」
私 「はい。」
刑事「洋服を買ったのか?」
私 「はい。」
刑事「赤い服か?」
私 「はい。」
刑事「先月は旅行に行ったのか?」
私 「はい。」
刑事「ニューヨークに行ったのか?」
私 「はい。」
刑事「友人と行ったのか?」
私 「はい。」
刑事「学生時代のか?」
私 「はい。」
刑事「一週間で帰ってきたのか?」
私 「はい。」
刑事「空港からタクシーに乗ったのか?」
私 「はい。」
刑事が投げかけてくる質問は一見疑問形ですが、見事に調べ上げている情報の列挙で、あまりに「YES」の連続なので、チャゲアスが頭を過りました。
何度も言うよ 残さず言うよ〜 SAY YES
その他、余計な質問としては、
刑事「いい大学を出てなぜこんな人生なのか?」
失礼すぎて吹いたwww
刑事「なぜこんなところに住んでいるのか?」
ほっといてww本当はビバリーヒルズに住みたい
刑事「なぜまだ独身なのか?」
むしろこっちが聞きたいwww
一方で、記憶が曖昧な部分については、覚えていないと答えると、誘導尋問で、警察側が予め見立てたストーリーに合致させたい思惑を感じた。
何より辻褄が合うように、ストーリーを一本の糸につなげたら仕事が終わりなんだなと。