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ちょっと留置場合宿に行ってきた。

真面目に笑える手記を書きます。逮捕勾留の貴重な経験を、いつか誰かのためになればと、書き綴るブログです。

ゆかいな仲間達

 

 

同房のメンバーのこと。

一番気が合うKさんは、外国籍の40代女性で、面倒見がよく、優しくて、すでに二ヶ月いるというベテランだった。

 

私が、留置という名の強制合宿に連れ込まれたのは深夜だった。

すでに就寝時間を過ぎていたので、布団一式を抱えた状態で部屋へ案内され、こういうところではどう挨拶をするのか、それもままならず、部屋へ転がり込んだ。

昔から知り合いだったかのように、部屋の皆が布団カバーをかけるのを手伝ってくれた。

後に、Kさんとは、朝から晩まで抱腹絶倒の仲となる。精神が参るどころか、数年分笑ったので、もはや、免疫強化合宿となった。

Kさんは、自分のことを犠牲にしてでも相手に譲る心優しい人だった。

こんな神様みたいな人がなぜ捕まっているのかを、神様に聞きたい。

 

質素な具しか入っていないお弁当の中から、私の好きな物をいつもそっと分けてくれる。(担当官に目撃されたら、もちろん怒声が飛んでくる)

奇麗好きで、暇さえあればお掃除をしてくれる。トイレの中まで自主的にやってくれる。もはや、トイレの女神様。

それでいて、ユーモアがあってめちゃくちゃ面白い。Kさんが話すのは片言の日本語だけれど、通じ合えた。

言葉は心を越えない。心は国境を越える。

 

よく、逮捕されたら人生終わりだとか、仕事を失う、友達を失うと聞く。

自然界で友達と言える友達がまともにいなかった私は、皮肉にも、逮捕されたから分かり合える仲間が出来た。ありがとうと言いたい。名前も知らない君に。