人生なにが起こるか分からない。だから、お財布には多めにお金を。
「ラブストーリーは突然に」に負けず劣らず、逮捕も突然やってくる。
それは、まるで拉致のようだと前記事に書いた。
「なぜ逮捕されたのか?」と聞かれたら、逮捕状が出たからとしか答えようがない。
警察が突然家に来て連行されると、その後を見越して途中でATMに立ち寄ってくれるなんてことは、罷り間違っても絶対にない。
逮捕されて留置場に送り込まれると、お財布の中にある所持金の範囲内でしか、生活物資の購入が出来ない。
歯ブラシ、タオル、下着など、必要最低限のものを半ば強制的にリストアップして買わされ、それだけで3000〜4000円かかる。
その代金は、釈放時に、所持金から勝手に天引きされる。(笑)
所持金の足りない人は、新品ではないが一通りのものは貸してもらえる。
食べ物を差し入れてもらうことはできないが、現金は可能なので、面会に来た人に借りるなり、弁護士にキャッシュカードを預けて下ろしてきてもらうなり、手段はあるが、面会にくる友人がいない、強がって弁護士も頼んでいない人(私)は、本当に心許ない思いをします。
お金さえあれば、自弁や飲み物を買ったりも出来る。
地獄の沙汰も金次第なのである。
人生何が起こるか分からないので、お財布には多めにお金を入れておきましょうというのが、教訓でした。
クレジットカードやお財布携帯の利便性にどっぷりはまり、キャッシュレスの生活が当たり前になっていた 私は、「店前現金掛け値なし」という越後屋の原点にまで返って(大げさ)、現金の大切さを思ったのです。
これを読んでいる皆さんは、突然の逮捕 急な震災に備えて、多めに入れておきましょう。