5. 留置場へ送り届けられるの巻
警察署での取り調べが終わり、女性が入ることのできる留置場は限られている(都内ならば原宿か湾岸)ので、その手配が整った後、出発した。
移動する車内で刑事さんから言われた言葉が忘れられない。
余計な話をしていいかと予め断った上で、「君の経歴を見たら、もっと社会で活躍していてもおかしくないのに、勿体ないよ」と。
自分のようなろくでなし人間に、この手のことを言ってくれるのがよりによって警察となると、
敵なのか味方なのか分からなくなって、戸惑いました。
敵なのか味方なのか分からなくなって、戸惑いました。