ちょっと留置場合宿に行ってきた。

真面目に笑える手記を書きます。逮捕勾留の貴重な経験を、いつか誰かのためになればと、書き綴るブログです。

留置場では敬語を忘れる


 
留置場での毎日が、あろうことか外に居るより楽しい時間を過ごせたのは、同房のメンバーに恵まれていたからだと思う。不幸中の幸いとはこれのこと。
 
 留置場はとても辛い、精神が参る、はじめて精神安定剤を飲んだとよく耳にするのとは裏腹に、朝から寝る寸前まで、腹を抱えて笑いっぱなしだった。こんなに可笑しくていいのかなと置かれた環境を疑うほどの抱腹絶倒の日々。

まず、留置場の中では、名前の代わりが番号で、例えば「567」なら、下2桁をとって「ろく・なな」と呼ばれる。

担当官
「ろくなな、弁護士先生来たよー!」
「ろくなな、起きて!」
「ろくなな、明日護送ね」

仲間
「ろくなな、何泊目?笑」

番号で呼ばれることが人権無視だという意見もあるが、自分はなんとも思わなかった。
外国ではファーストネームで呼び捨てにするのが一般的なのに比べ、日本では「さん」付けをするので、名前で呼んだところで他人とはどこか距離がある。そして、敬語で話すという日本の習慣があるが、警察官は職業柄、敬語を使わない。
留置場では、外国人が大半だったのもあって、敬語を用いずのラフな会話を交わしていた。
男主任と呼ばれる気さくな男性警察官とは、よく世間話をした。怖いイメージしかなかった女性担当官達も、フレンドリーだった。

ここでは、人との距離がとても近い気がした。