カレンダーの数え方
逮捕されると、きっと誰もが考えるのが、48時間の逮捕期と20日の勾留期を合わせて、
自分は一体いつここから出られるのかということ。
スマホは取り上げられている、インターネットも使えない、紙のカレンダーすら見ることができない生活の始まりです。
トンネルを抜けると雪国なのか、裁判なのか。
私自身、起訴されたら更に3ヶ月は帰れないよと弁護士に言わていた。
一人暮らしの場合、一ヶ月家を空けたらインフラが止まり始め、家賃も払えず追い出され、釈放されても帰るところがなくなるではないか。
朝起きて、読書をして、お昼ご飯を食べて、読書をして、寝る。省略されている、布団片付け、洗面、歯磨き、ニベア、点呼なども毎日決まった時間にある。
これほど規則正しい生活を判で押したように毎日繰り返していると、今日は一体いつなのか分からなくなる。
◯月◯◯日逮捕、二日後に検察、三日後に勾留質問・・・
数え始めても、そのあたりから日付は把握しなくなり、むしろ日付はいらないことに気付き、曜日のみで生きるようになり、4日に1回のお風呂が待ち遠しくて、カウントダウンが僕らの使命。
月火水風金土日
風火水木風土日
月風水木金風日
みんなのはしゃぎっぷりと言ったら、ここでは、お風呂がディズニーランド!
仕舞いには、20日間の勾留を4で割った。(笑)
取調中、いきなり釈放と言われた瞬間、「そんなの困ります。明日、お風呂の日なんです」と真顔で言いかけたのが私です。
この記事で言いたかったことは、留置場のシャワーがコンドミニアム仕様で豪華だったということです。